メインコンテンツに移動 フッターに移動

プレスリリース

マウナ ラニ、オーベルジュ リゾート コレクションが人気レストラン、カヌーハウスのエグゼクティブシェフにMatt Rasoを抜擢

ハワイ州ハワイ島(2019年10月2日) - シェフのMatt Rasoは、かつてマイアミで条件の良い仕事に就いていましたが、常々ハワイが恋しいと思っていました。「ハワイの人たちが大好きなんです。」とMattは言います。「笑顔があふれる場所で働くことに喜びを感じます。」マウナラニの総支配人であるSanjiv Hulugalleから、ハワイに来てテイスティングメニューの開発をしないかと声をかけられたMattは、そのチャンスを逃しませんでした。そして今、レストラン「カヌーハウス」を取り仕切るMattが仕事へ向かうとき、その顔にはいつも笑顔が浮かんでいます。

Mattが人生の情熱を見出したのはアメリカ海兵隊でした。けれどもその舞台は戦場ではなく、仲間の海兵たちのために料理を作るキッチンです。やがて若くして退役した彼は、ダラス芸術大学の料理学校に入学し、天賦の才を磨いていきました。卒業からわずか3年後、世界的に有名な松久信幸シェフにチャンスを与えられ、2005年にダラスでレストラン「Nobu」の立ち上げメンバーに選ばれました。

松久シェフ指導のもと、Mattは瞬く間にスーシェフからエグゼクティブシェフへとステップアップし、2007年にはこの人気レストランの経営を任されるまでになりました。彼の細部までこだわり抜かれたプレゼンテーションとオリジナリティあふれる味わいは、ダラスの食通たちをうならせました。Mattは、和食とペルー料理を融合した松久シェフならではのメニューをマスターする一方、旨みたっぷりのタラバガニにショウガとルバーブのサルサを添えるなど、アメリカ南部料理のアレンジを加えたオリジナル料理も考案しました。

「Nobu Dallas」でMattはもうひとつの情熱を見つけました。将来の伴侶となる、当時「Nobu Dallas」の副支配人だったYuka Hinodaです。やがて結婚した2人は、2014年にハワイへの移住を決め、Parc Hotelの「Nobu Waikīkī」でMattがエグゼクティブシェフを、Yukaが総支配人を務め、夫婦でチームを組むことになりました。

Mattが新たにメニューに加えたトリュフクラストのタラバガニが評判を呼び、「Nobu Waikīkī」は『ホノルル』誌のフードエディター、Martha Chengに「ホノルルで最も贅沢なダイニングエクスペリエンスの一つ」と紹介されました。なかでも、キアヴェの木で燻製にしたホタテとライチを組み合わせた一品は、地元の食材と南部料理の繊細さが一つになった料理として絶賛されました。

そんなMattを、松久シェフがマイアミにある彼のレストランのエグゼクティブシェフに選んだのは当然のことでしょう。しかしマイアミに移って数年が経った頃、Mattは再びハワイに戻りたいと思うようになりました。彼は「(ハワイに)着いた瞬間に、強いつながりを感じました」と言います。Mattは、地元で養殖されたアワビや新鮮なヤシの芽など、ハワイ島の豊かな自然がもたらす食材の数々を使った料理を披露することを楽しみにしています。「ハワイは食材の宝庫。マンゴーやアボカドの美味しさは格別です。」興奮気味にそう話す彼は、まるでクリスマスの朝の子供のよう。Mattは上質でありながら気軽に楽しめる料理を届けることを心がけています。近いうちに、伝統と革新が共存するカヌーハウスのメニューに鹿肉の燻製などハワイの味が新たに加わるかもしれません。

「ここを訪れたことのある誰もが、カヌーハウスにまつわる思い出を持っているはず。それは素晴らしいことです。お客様の思い出や体験を守るためにも、このレストランの歴史を忠実に受け継いでいきたいと思っています。」過去に敬意を表しつつ、未来にも目を向けるMattは、お客様にもっと楽しんでもらうため、ライブアクションステーションやいくつかの素晴らしいダイニング体験も計画中。そして、自ら「心地よい環境で味わう格式高い料理」と称するその体験をお客様に提供する日を心待ちにしています。

環境といえば、先進的な考えを持つMattは、レストランの廃棄物をゼロに、またはできるだけゼロに近づけるよう変えるつもりです。30年以上にわたりハワイで愛されてきたカヌーハウスは、Mattをシェフとして迎え、今後もその評判を保ち続けることでしょう。